HACCPとは
改正食品衛生法により、食品を扱う事業者に対して2021年6月からHACCPに沿った衛生管理の実地が完全義務化となりました。食品事業者は、食品の衛生管理の実施状況について工程ごとに洗い出し、管理、記録、保存する必要があります。
HACCP導入メリット
HACCPを導入することで、事業における衛生管理意識の向上やお客様への「安心・安全」をアピールすることが可能となります。
また、食品汚染による食中毒事故や異物混入などによるクレームを軽減することが可能となり、製造工程で無駄が省かれることによって生産効率の向上が見込めます。
HACCP導入状況調査
2021年時点でHACCP導入済である事業者は20%以下となっています。その多くが「何をすれば分からない」と、HACCP制度の浸透も進んでいない状況です。
※株式会社ぐるなび様「2020年の振り返りと2021年に関する調査」より
HACCP導入に必要なこと
HACCP導入には7原則12手順に則った書類を準備し、適切にチェックが必要です。また、作成した書類は定められた形態、期間に従って保存する必要があり、事業者にとって大きな負担となります。
HACCPの重要事項の一つである温度管理を簡単に
当社では食品保管時の温度をモニタリングし、データを収集、可視化、管理するサービス 「HACCP-RA」(ハサップ・アールエー)を提供します。
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特長 1
温度モニタリングを自動化
「HACCP-RA」は、温度をモニタリングするセンサーを設置するだけで、データ履歴を保持・可視化します。当社から送付するセンサー類(親機と子機)の電源をコンセントを差し、専用クラウドシステムの画面にログインするだけで、受け取ったその日のうちからご利用いただけます。モバイルからもログインできるため、いつでもどこでも管理画面を確認できます。
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特長 2
店舗ごとのデータの取りまとめや帳票での管理の負担を軽減
クラウドを利用することで、複数の店舗を一元管理します。各店舗に設置したセンサーにより、庫内の温度をリアルタイムで管理画面から確認ができるほか、クラウド上にログを蓄積します。CSV出力機能を搭載しているため、データの取りまとめや帳票での管理の負担を軽減します。
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特長 3
グラフ化で直感的に把握
集めたデータは管理画面上でグラフ(折れ線グラフ)化され、各店舗の温度の推移を直感的に把握することが可能です。また、各センサーのバッテリーの残量もグラフ上で確認できるため、見落としを防ぎます。
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特長 4
お客様クラウド環境にも構築可能
HACCP-RAはシステム基盤にAWSを利用しています。お客様が利用しているAWS環境にHACCP-RAを追加することで、既に利用している業務システムとデータ連繋が可能になります。
※データ連携の詳細についてはお問い合わせください -
特長 5
温度計ごとにAIで監視(オプション機能)
温度計1つにつき1つのAIを利用し、正常パターンを見極めつつ、きめ細かな監視が可能です。ドアの開けっ放しや機器の故障など、異常動作を一早く検知できます。AIの調整に必要なパラメータはオンライン学習により自動決定されるため、手間をかけずに監視が可能です。夏季冬季などの季節要因の温度変動にも対応します。